大臣の息子 久住

最新、兵器! 初めてのミューが娘。史上で一番本格的で大変なミューになるとは。長い練習期間と周りのキャストから放たれる気合に負けず、最後まで大きなミスもなくがんばった。
役回り的に比較的目立つポジションだが、他のメインどころのキャストに比べればもちろん要求度は高くはない。それでも持ち味が見えた今回のミューだった。
まずは、値段表をひと目見ただけで全部覚えられる能力の持ち主だということ。

・・・はい。気を取り直して。
一番大きく感じたのは、一人でも場の雰囲気を作れる・変えられる人だということ。芝居全体から見ればいわゆる手塚風「遊び」の部分、たとえば暗殺の話や戦争の話をした直後に出てきて、重くならないように子供が見に来ても楽しい雰囲気になれるように場を変えるポイントで登場し、その役を十分に果たしていた。根っから明るく華やかで元気、そして物怖じしない思いっきりの良さがあったからだと思う。

次に、緊張してたかどうかわからないが、してたとしてもそれが前面に現れない大物感があったこと。

あとは、天上界の時におしゃぶりをくわえてバブバブするところ、さすがに一番似合ってたw

ただひとつあるとすれば、つい早口になってしまいセリフが明瞭でなくなる点だけは今後芝居がある時は改善されたらいいなと思う。それもこのミューに関してはお客の過半数は大体のセリフを既に知っているお客なので、事実上は全く問題無いわけだww マッタク。

もしも次に何かの役柄を演じる機会があったら、今度は大臣の息子やきらりんのような「明るく華やか」な役とは違う、一歩踏み出した役にチャレンジさせてあげて欲しい、と思う。



ん?ちょっとまてよ。このペースで更新してると終わらないことに気づいたぞ。