ゲスト公演、4パターンについて

一応網羅できたわけだが、見た範囲での印象を少しづつ。

辻ピエール

 怪我によって動きが制約され、ストーリー上おかしな流れも発生してしまってること、出番が少ないのが残念。
 しかし、あの辻ちゃんがほぼ100%マジメに演技してるのを見れたのは個人的に見どころだった。心なしかちょっぴり大人顔に見えたw 怪我をみんなでサポートしながら演技してるのを見てると、牢番同士の「仲間だ!」のセリフがさらに生きて聞こえる。
 でもホント、何とか出られただけでも良かった!ってのが正直なところ。梨華ピエール見てからは、牢番って3人の方が引き締まる感じがしてるので、もし怪我してなかったら一番気に入ったパターンになったかも。

安倍フランツ

 書きにくいなあ・・・
 外見と動きが、どうしても王子として見れないんですよ。 やっぱりかわいい系で癒し系。かわもちくんが王子になったとしか(ry
 つまりストレートに言うと、ミスキャストに感じます。って本人の責任は一切無いですね・・・かわいそうな意見だ(汗)。まあミスムンの時に感じた違和感(メイン、カッコいい男2人にかわいい男1人w)が再来した感じ。
 でも、セリフに感情を込める点については松浦さんより上だった印象。男役じゃなかったら多分なっちが一番うまい可能性高いだろうなあ。
 また、CDの「あなたに会いたい」3つの中で一番良く聞こえるなと思ったのは安倍さんのだった。人気メンだからゲスト、だからフランツ王子、というキャスティングした人が悪いです。あああ、なっちの使い方がもったいない。この人なら、もしもキャストがハローのみだったとしたら王妃なんかできたかも。

松浦フランツ

 外見的に一番カッコよく、王子っぽさは一番。剣のシーンでも安倍さんに比べてきれいにこなしてた。 セリフも決めるところは決め、間違いもほとんど無く、元々セリフ飛ばし・間違いが多い松浦さんにしてはホントよくやったと思う。
そして何より歌の絶対値で安倍さん石川さんより総合的には明らかにうまかった点がよかった! 
ただ、セリフの一部があくまでも「セリフ」になってしまってたようだったのが玉にキズ。難しい単語とか、意味を理解してないまま言ってるのが他の2人よりありそう。

でも安倍さん松浦さんともに言えることだが、多分練習量も少なく、「ゲスト」というモチベーションが上がりにくい状況の中でよくここまで仕上げてきたと思う。さすがはこの2人です。

石川フランツ(オリジナル)

まず最初に、元々持っている歌や演技のポテンシャルを遥かに凌駕する姿を見せてくれたこと、これについては他のどのメンバーよりも圧倒的に一番インパクトを受けるものでした。石川フランツと高橋サファイアがこの出来でなかったら「今回のミュージカルは今までと全く違う!」とまでは思わなかったでしょう。

普段と違う「男声」を出そうという努力をするほどの役への感情移入、感情を込めたセリフ、セリフが「セリフ」としてでなく流れの中で自然に出る「言葉」になってること、剣のシーンやダンスのシーンでサファイアと息が合ってること、これらについて3人中で一番と感じます。まあ練習量の違いや、「ゲスト」と「レギュラー」の位置づけの違い、もこの差の要因として大きいのでしょう。
残念なのは、石川ピエールの牢番がこれまた良いので、石川フランツだとこれが見れないことw
梨華ヲタなんでどうしても「えっこひいきっ!えっこひいきっ!」になってしまってるとは思いますが、できる限り客観的に見てるつもりになっても一番好きな一番感情移入できるバージョンが石川さんでした。とにかくフランツになりきってるんだもん、さすがこんなとこまでガイキチw


とまあ、結局は4パターンともそれぞれ見る価値あるってことですw
どれか1公演だけの人でも安心して勧められます。遅いか。


こんなに書いたつもりなのに、ミュージカルのごく一部のことしか書けなかった・・・